「Z世代に刺さる動画と愛されるチャンネルの作り方」

ほりえりく佐藤ノアが登壇!『Z世代に刺さる動画と愛されるチャンネルの作り方』

今、Z世代の生活に欠かせないものと化しているSNSやYouTube。

Z世代とは1990年代後半〜2000年生まれの世代を指し、このような特徴を持っています。

・デジタルネイティブである
・プライバシー保護の意識が高い
・音楽をオンラインで大量に消費する
・ブランドではなく本質に基準価値を置く
・オンタイムで仲間とコミュニケーションをとる

Z世代は企業によるマーケティング対象としても日々注目を浴びています。

そこで今回は、インフルエンサーとしてZ世代から圧倒的な支持を集め活躍する、ほりえりくさんと佐藤ノアさんを招いたセミナーが株式会社BitStarで行われました。

企業の動画マーケティングやSNS運用担当者様を対象とし、セミナータイトルはZ世代に刺さる動画と愛されるチャンネルの作り方』。

1部:愛されるチャンネル・伸びる動画の作り方
2部:ファンを動かす企業タイアップ動画の作り方

 

という2部構成で、SNS事情やYouTube戦略についてお話していただきました。

 

1部:愛されるチャンネル・伸びる動画の作り方

 

登壇者

ほりえりく:チャンネル登録数130万人を超える大人気グループ「さんこいち」のメンバー。

丸本 貴司:株式会社ケテル 代表取締役。アパレルWEGOのPR、スマホ世代のマネージメント会社LEXINGTONをプロデュースし、こんどうようぢ、佐藤ノアなど数々のインフルエンサーを手がける。音楽アーティストXOX、suga/esをプロデュース。

大輔:株式会社毎日放送に入社し、スポーツ・報道番組、大手代理店担当営業などに従事。その後、2016年7月にC Channel株式会社に入社。国内メディア統括執行役員として、動画制作、SNS、アプリ、WEB、オフラインイベントなどの事業を担当。2019年5月、BitStarに入社。同年7月、執行役員に就任し、メディア制作ユニットを管掌。

(敬称略・イベントページより一部抜粋)

 

動画投稿を始めたきっかけは?

 

ほりえりくさん(以下敬称略):

さんこいちは3人とも読者モデルとして活動していて、そのときに丸本さんとも出会いました。読者モデルとして伸び悩んでいた時期に、YouTubeを始めたんです。

 

丸本 貴司さん(以下敬称略):

当時はTwitterやっても伸びない、Instagramもいまいちフォロワーが伸びないと悩む人が多くて、そこで落ちていった人も多かったですね。

 

ほりえりく:

もともと3人Twitterのフォロワーも10万人以上いたのに、全然YouTubeが伸びなかったんですよね。なんでなんだろうと考えたときに、YouTubeはYouTubeに合わせた投稿をしなきゃダメだと気づいたんです。それから人の意欲になるような動画を投稿するようになって、少しずつ伸びるようになりました。

 

丸本 貴司:

TwitterやInstagramのフォロワーが多いからと言って、YouTubeも必ず伸びるわけではないんですよね。TwitterやInstagramのフォロワーは、短い尺の情報を得ることに慣れてる人が多いんです。YouTubeの動画は短くても3分はあるから、長い尺の動画を見ることに慣れてない人たちはすぐに離れていってしまうんですよね。

 

 

さんこいちチャンネルはどんなチャンネル?

 

ほりえりく:

僕たちがYouTubeを始めたときは、男女のチャンネルがカップル以外なかったんですよね。その時期はトリオのYouTuberもあまりいなかったので、目新しかったかなと思います。今は「日常生活をいかに面白くできるか」がテーマですね。

 

丸本 貴司:

今はやっぴがおかまキャラだったりするけど、キャラ付けは最初から狙ってた?

 

ほりえりく:

いや、もともとやっぴは男の子らしさを出してましたね。でも途中から面白いキャラを入れたいなと思って、やっぴはオカマに、古川も顔に落書きして面白くしました。

今も料理するときは僕が「ほりえおばさん」、美容を説明するときは「やっぴ先生」、恋愛するときは古川の顔に落書きして「古川十三郎」のキャラ付けをして、面白い方向に持っていこうと考えました。キャラ付けは大事だと思います。

 

最近のYouTubeやインフルエンサーのトレンドは?

 

ほりえりく:

「いんちき姉妹。」はもともと5分以内の動画が多かったけど、テレビと変わらないような企画にして動画の時間を長くしたところ、再生数や再生時間がすごく伸びたのが驚きでしたね。時代が変わってきたなと気づけました。

 

丸本 貴司:

長尺の方が収益はいい?

 

ほりえりく:

10分を超えると動画の途中にも広告入れられますし、収益は目に見えるほど変わると思います。

 

丸本 貴司:

今まではインスタグラマーがYouTubeをやると失敗すると言われていて。YouTubeはテンション高めで効果音も多く入っているような動画が多かったと思うんですけど、最近はゆるい感じの動画が増えましたよね。

YouTuberはゴシック体の文字のテロップが多いけど、インスタグラマーの細めの文字のテロップで流し見できるような動画も伸びるようになってきたのがトレンドなのかなと思います。

 

ほりえりく:

Instagramって世界観がすごく重要じゃないですか。でも、ゴシック体を使ったりして世界観を無理にYouTubeに寄せてしまうことで、InstagramでいいやとなってYouTubeが伸びなくなってたと思うんですね。

だからインスタグラマーはYouTubeもInstagramぐらいおしゃれにしないと、YouTubeのコンテンツとして成り立たないんですよね。

 

「モデル」と「インフルエンサー」の活動する時に意識する違いは?

 

丸本 貴司:

インフルエンサーは曖昧な言葉で、結局数字で比べられるようになるんですよね。だからよく2つのものを掛け算すると勝てると言われているんですよね。

ほりえは「元雑誌の専属モデル×YouTuber」で他と差別化できたんじゃなかなと思います。

 

ほりえりく:

モデルが服の紹介するのと、一般人が服を紹介するのが全然違いますよね。だから肩書きはすごく重要だと思っています。

 

チャンネル運営をする上で1番大変だったことは?

 

ほりえりく:

今は自分で会社を設立してフリーで活動しているので、案件を全部自分で対応していることくらいですね。動画を作る上ではあまりないです。

PR案件では、「もっと商品出してほしい」などのクライアントさんの要望を受け入れすぎると、バッシングや炎上に繋がってお互いいいPRにならないのに、お金だけもらうのが1番大変でした。

 

丸本 貴司:

さんこいちが初めて受けた案件がゲームで、クライアントさんに言われるがままにやってたんだよね。

「サムネで再生数が変わる」と言われているほどサムネイル画像は大事なのに、クライアントさんの要望通りゲームの画面を入れて。それまで平均で1日で30万回くらい再生されてたのに、その動画だけ5万くらいだったよね。

 

ほりえりく:

その動画は今でも再生数がワーストですね。

テレビは勝手に再生されるけど、YouTubeは視聴者がアクションを起こさないと見れないもの。ちょっとでも苦があるようなことがあれば、視聴者は見ないんですよね。

 

丸本 貴司:

案件を依頼する担当の方が本当にYouTubeを見ているかが大事ですよね。うまくいかない場合は、登録者数と再生数しか見ていない場合が多いんです。好きなようにやっていいと言われたのに、全然違うと言われたりとか。お願いするYouTuberのチャンネルは絶対に見ておくべきですね。

 

チャンネル運営における3人のルールは?

 

ほりえりく:

案件を受けるのは月に1回にしています。それもあまり案件っぽくないようにすることを1番心がけているので、理解してくれるクライアントさんとやっていこうと決めています。

 

丸本 貴司:

伸びる動画と伸びないかもしれない動画はわかる?

 

ほりえりく:

最初のころは古川とやっぴが伸びると言ったものが伸びず、僕が伸びるって言うのが伸びてました。それから企画全般は僕が担当しています。伸びるキーワードやトレンドは勉強しましたね。

 

丸本 貴司:

伸びる動画ばかり出した方がいいの?

 

ほりえりく:

伸びる動画はファンがつきにくいんですよね。例えばエロ系は三大欲求だから再生数は伸びるけど、それだけだとファンにはなってくれないんです。3人がわちゃちゃ遊んでるだけの動画の方が好きって人も多いですね。

 

企画、撮影、編集で1番需要視してるのは?

 

ほりえりく:

もちろん全部大事ですが、特に企画と編集と重視しています。最初は伸びるキーワードを2つ入れようとか、男女だからできる企画など考えていました。編集に関しては今はお願いしている方が、さんこいちの色を出してくれています。編集はただ効果音を入れて動画を上げるのではなく、そのチャンネルにあった編集のやり方を見つけ出していかないとダメかなと思いますね。

 

丸本 貴司:

前は自分たちで編集してたけど、ファンの子がコメント欄で「今回やっぴくんが編集ですよね?」と当ててきたよね。

 

ほりえりく:

そうなんです。やり方は一緒ですけど、編集はその人の癖がめっちゃ出るんですよね。

 

チャンネル数や再生数を伸ばすために意識していることは?

 

ほりえりく:

登録者数は企業様に向けたステータス、再生数や高評価に視聴者の意見が出ると思っています。なので今は再生数と高評価を意識していますね。

 

丸本 貴司:

案件を依頼するときにチャンネル登録者数に合わせて予算を出すと思うんですけど、登録者数が100万人にいても、再生数は微妙だったりする場合もありますよね。

 

大輔

弊社では、過去のタイアップ動画や普段の動画の平均再生数を目処にしていますね。

 

ほりえりく:

芸能人がやってることをインフルエンサーやYouTuberがマネすることもあるので、最近はネームバリューも大事かなと思っています。

 

過去1でファンから愛された動画は?

「色んなYouTuberさんのBGMでやっぴに即興歌作らせたら面白すぎたwwwwwwww」

https://youtu.be/D62Bq2dFNyk

 

ほりえりく:

普段は高評価1.5万いけばいい方ですが、これは3.9万高評価をいただきました。関連動画などに載るためには、再生数だけでなく高評価も必要になってくるんですよね。この動画であれば「面白い」なんですけど、何かの感情が出された時に高評価が押されると思っています。

 

ファンとのコミュニケーションで大事にしていることは?

 

ほりえりく:

Twitterの方でリプライを返すのは、ファンの子にとって嬉しいことなのかなと思います。

 

丸本 貴司:

前はみんな芸能人になりたくて、返事をしないことが多かったけど、今では積極的に返事をしていくのが大事になっていますね。ファンとの絆がすぐなくなっちゃうので。最近はフォローしてくれたらフォロー返しますよ、というサブアカウントを作る人も多いですね。

 

ほりえりく:

僕もサブアカウントは10万フォロワーがいて、2万人くらいフォローしています。たまにタイムラインもチェックしていますね。

 

大輔

炎上について気をつけていることはありますか?

 

ほりえりく:

最近はいろんなことで炎上するようになりましたよね。僕も最近は「二重の人が好き」と言ってしまって炎上しました。でも炎上を怖がっていると、何も言えなくなってしまうので、気にしすぎないようにしています。結局それはチャンネルの低下につながってしまうし、炎上しても時間が経てば鎮火するので。

 

企業が運営するチャンネルはどう思いますか?

 

ほりえりく:

「MelTV」が1番上手いかなと思いますが、インフルエンサーを使ってるからですよね。インフルエンサー自身のチャンネルで見れるのに、なぜわざわざこっちで見なきゃいけないのって視聴者側はなると思うので、なぜやるのかをきちんと考えないと無駄になってしまうと思います。

 

丸本 貴司:

YouTuberにPRを依頼しても一過性でしかないけど、企業のチャンネルにゲストで出てもらうのは企業の価値になるからですよね。だから今後うまく運営できれば、伸びていく可能性はあると思います。

 

ほりえりく:

「インフルエンサーと何ヶ月契約する」みたいな形じゃないと難しいかもしれないですね。

 

丸本 貴司:

YouTubeのトレンドを1番わかっているのはYouTuberだから、運営にYouTuber入れるのが1番いい。

 

ほりえりく:

企業チャンネルの方に出演すれば、自分たちのチャンネルに企業の色が入らないので、僕たちにとってもすごくいいことだなと思います。

 

丸本 貴司:

これまでは企業が芸能人をイメージモデルにした商品を出して、それをインフルエンサーがPRするような形でした。これからはクリエイター型インフルエンサーとして、イメージモデルをしながら商品の宣伝もする形になると、企業側にも喜ばれるし楽しいかなと思います。商品に対してどのチャンネルが合っているか、どのように宣伝すればいいかが分かるのは、インフルエンサーやYouTuber自身なので。

 

新しく流行っている媒体にどうアプローチするか

 

丸本 貴司:

流行っているものは、その媒体で活躍してる人に聞くのが1番早い。TikTokならTikTokr、YouTubeならYouTuberに聞かないとわからないですよね。

 

ほりえりく:

1回その媒体を見てみて、自分で思ったことと、コメント欄の内容が合っているかを確認するようにしてます。視聴者に寄り添ったコンテンツを発信しなくてはならないので、視聴者との価値観が合っていないと、発信しても自分たちのエゴになってしまいます。

 

YouTubeTikTokに載せる動画はそれぞれ変える?

 

ほりえりく:

YouTubeを見てほしい場合にYouTubeをCMにして、TikTokに流すのはいいと思います。でも、TikTokで有名になりたいのにYouTubeそのままの動画を転載してもあまり伸びないと思います。

ー年齢層や思考はどうですか?

 

ほりえりく:

基本的にYouTubeの視聴者は中高生から大学生の女性が多くて、社会人になるとあまり見ないですね。TikTokになると小学生から見てるので、炎上しやすいけど、動画が短いのでそんなに感情に残らないと思いますね。

 

ー広告媒体としてはYouTubeが1番いいですか?

 

丸本 貴司:

商品によると思います。WEGOのイベントでYouTuberを呼ぶと中高生が集まるんですけど、TikTokrや最近注目されている恋愛リアリティーショーの出演者を呼ぶと、小学生が多いですね。今は小学生でもみんなスマホ持ってるので。

 

どんな案件の依頼が受けやすい?

 

ほりえりく:

タイトルとサムネはお任せしていただければと思います。

あと例えばお菓子のPRならお菓子がたくさんあるとか、企画が膨らむような面白い撮影場所を用意してもらえるとありがたいですね。僕たちも面白いものが提供できるっていうものがあれば引き受けたいなと思うし、YouTuberによってはPR費が安くてもいいという方もいらっしゃいます。

 

 

2部:ファンを動かす企業タイアップ動画の作り方

 

登壇者

佐藤ノア:Instagram、Twitter、YouTube、TikTok、WEIBOなど、各種SNSを使いこなし、総フォロワー数は140万超え。書籍(1st写真集)『白昼夢』も重版がかかり話題に。ガールズバンドsuga/esのボーカルも務める。

焼きのり:チャンネル登録数34万人の佐藤ノアチャンネルにて声だけで出演する謎の人物。佐藤ノアチャンネルの立ち上げに従事し、現在もチャンネル運営メンバーとして活動中。

矢澤 孝明上場企業で営業を経た後、大手ASP6年間広告運用を経験。その後株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチにてWebサイトのマネタイズに携わる。2016年に7人目の社員としてBitStarに入社し、創業期の成長を牽引。今年7月より、執行役員に就任し、インフルエンサー広告事業及びプロダクション事業の責任者を兼務。

(敬称略・イベントページより一部抜粋)

 

 

ノアさんの1番好きなSNSは?

 

佐藤ノアさん(以下敬称略)

今やってるYouTube、Twitter、Instagram、TikTok、Weiboは全部好きですね。Weiboは業務提携して中国語に翻訳して載せていただいているので、最近は中国の観光客の方にも話しかけられるようになりました。SNSのフォロワーは全部同じくらいになることを目標としていて、今はTikTokを強化するために毎日投稿しています。

 

SNS運用で意識していることは?

 

佐藤ノア

ファンは3年周期で移り変わっていくものだと思ってます。中学卒業や高校卒業など環境が変わるとファンは離れやすくなってしまうんです。今の私のファンは高校生の子が多いけど、中学生も取り入れるためにTikTokを強化しています。SNSのフォロワーを均等にすることで、「私まだ終わってませんよ」感と出します。

さっきも「焼きのりの顔をインスタストーリーに、載せました」とTwitterで言うとみんな見ますよね。焼きのりは顔出ししてないので、実際の投稿はパンダの顔なんですけど、これを機にInstagramもフォローしてくださいねって誘導します。

あとは、YouTubeでコスメを紹介しているので他の媒体でコスメの質問には絶対答えません。YouTubeに毎日メイクの動画あるので見てくださいって答えますね。

 

チャンネルで大事にしていることや他のチャンネルとの違いは?

 

焼きのりさん(以下敬称略):

他のノアさんのSNSは基本一人だけど、YouTubeでは私と掛け合いをすることで、いつもと違うノアさんの一面を見せることができるんですよね。

 

佐藤ノア

2人でやっていると、企業案件がすごくやりやすいんですよ。私はメイクのこと詳しいけど、焼きのりは知らないと立ち位置を分けられたり、商品が2種類あっても両方紹介できたり、2つの目線から物事見れるのがいいと思います。

焼きのりが視聴者目線でどんどん質問を投げかけてくれるから、視聴者さんからもいいねって言われます。友達と話してるような感じになるから、企業案件っぽくならないんですよね。

 

チャンネル登録者数が35万人まで伸びた理由は?

 

焼きのり:

視聴者さんが求められているコンテンツを出し続けているのが最大の要因かなと思います。

 

佐藤ノア

コメント欄に書かれたことをはすぐ実践します。前はもごもご話していたので、コメント欄でもっとはっきり話してくださいと言われて、次の動画でからめっちゃはっきり話すようになりました。

あと、やってほしい企画は叶えてあげるようにしています。「これやってください」というコメントでいいねが多くついているようなものは絶対やりますね。視聴者からのコメントへのレスポンスの速さはあると思います。

私は他のSNSは人と一緒の写真を載せないし、Twitterでも過激なこと言うから、冷たい人と思われがちなんですよね。でもYouTubeでは焼きのりがいることで、喋ったら意外と明るいという面を見せられていると思います。

 

動画制作で重要視しているとこは?

 

焼きのり:

ノアさんの視聴者は若年層の女性が多いので、トレンドが大事かなと。今だったら夏なので、汗に負けない夏のメイクなどを紹介するように、旬に合わせたコンテンツを作っていくこと。

 

「嘘はつかない」と良く言うノアさん。その心は?

 

佐藤ノア

PRに限らず嘘はバレるんですよ、まじで。PRをしたもので1年後に「使ってるの?」って聞かれたりもする。だから私は使っている商材があったら、絶対に違う動画でもう1回出すんです。ちゃんと使っている様子を見せると信頼感が生まれるし、売れやすくなります。使ってないものを使っていると言ってもバレるし、ただの単発のPRなんだなと思われちゃうので。

SNSで勝手にお金の発生しない宣伝コーナーも開催したり、使わなくなったら「もう使ってないんだよね」ってちゃんと言います。「今はこれを使ってる」って移り変わりを教えてあげることも親和性だと思います。

いきなりコスメのPR依頼のお仕事とかいただくんですけど、使ってないものはPRできないですよね。だからコスメのサンプルもらったり、発売してるものだったら自分で買って使ってから受けるか決めます。肌に合わなかったらお断りすることも多いです。

 

焼きのり:

私もノアさんのことをだんだんわかってきたから、合わなさそうな商材だったら他のものがないかクライアントさんに聞いたりすることもありますね。

 

タイアップ案件で気をつけているところは?

 

焼きのり:

視聴者が求めているコンテンツにすること、馴染みのある言葉にしてわかりやすい動画にすることは心がけていますね。

 

佐藤ノア

私は「PRです」ってめっちゃ言います。隠すから悪いような風潮があると思うんですよね。どうしてその広告案件を受けたのかをちゃんとみんなに説明するんです。PRでお金をもらっているので、責任を持ってちゃんと紹介しなきゃいけないんです。「隠さない」というのは私のコンセプトですね。だから3日連続でタイアップ動画が出ることも全然あります。

 

受けやすい案件と受けにくい案件の違いは?

 

佐藤ノア

企業のイメージを押し付けているところは受けづらいですね。普段使わない絵文字や語尾まで指定されると、やりたくないと思っちゃいます。インフルエンサーの日常に寄り添った投稿の方の方が受けたいなと。

Instagramは指定のハッシュタグが多いと、広告感が出てエンゲージがすごく下がるので受けたくないですね。ハッシュタグ5つ以上は絶対やらないです。

 

焼きのり:

視聴者さんが分かる言語で見せてあげることが、インフルエンサーの役目。インフルエンサーがどういった方なのかをきちんと理解してお仕事をいただければ、みんながハッピーになるPRになるかなと思います。

 

ファンとのコミュニケーションで大事にしていることは?

 

佐藤ノア

ファンと接触する回数をとにかく増やすこと!今はインスタライブやLINEライブなどのいろんなライブ配信があるけど、私は昔からずっとツイキャスをやっています。ツイキャスの通知はTwitterなどに出さないので、昔のコアなファンしか見れないんです。あとは毎日絶対SNSを更新するし、どこかの媒体でコメント返信もしています。1日の中で触れ合える時間が長いほど私のことを考えてもらえるので、ファンを離しません。

Instagramには毎日1500通くらいメッセージが来るんですけど、全部読んでます。個人的に返事は絶対しないけど、全部承認して既読をつけてます。どの時間帯にSNS見てるかがわかるので、私のことが気になって仕方なくなるんですね。「これから髪切ってくるね」みたいにLINEのような感覚でみんな送ってくれます。

 

焼きのり:

コメントしてくれる人の名前は覚えたいなと思っています。YouTubeのスクリーンショットや画面録画で他のSNSに載せてくれたりもするので、ファンの方もインフルエンサーだと思っていますね。ファンの方もノアさんと一緒に成長していける仲間です。

 

佐藤ノア

1番最初にコメントする「1コメ」ってあるじゃないですか。焼きのりがいつも1コメくれた子に「君が1コメだ」って返してて、すごくいいと思う。みんな1コメをしたいから、速くいいコメントを書いてくれるんですね。日本人あるあるかもしれないんですけど、先にいいコメントがあると、いいコメントが続くから批判しづらくもなるんです。

アンチコメントは雑草だと思っているので、先にお花をバーっと咲かせときます(笑)

 

今後やっていきたいお仕事は?

 

佐藤ノア

最近は芸能のお仕事もいただいていますが、私は芸能人とインフルエンサーの間でいたいと思っています。今イメージキャラクターは女優さんやアイドルの芸能人で、インフルエンサーが広めることが主流たけど、それって二度手間だと思うんですよね。だったら最初から人気のインフルエンサーが広告やって広めた方がコストもいいし、伸びると思うのでそこの枠を狙っていきたいなと思ってます。

 

矢澤 孝明

芸能人とインフルエンサーの垣根がなくなってきていますよね。

 

佐藤ノア

垣根はないですね。YouTuberの方が人を集められたりしますもん。だから時代が変わってきてることを企業の方に教えていきたいですね。

 

焼きのり:

YouTubeにテレビで活躍している芸能人が参入してきたりと、時代が動いてきたなと思います。今インフルエンサーがどういう人なのかがまだ理解されていないから、露出を増やすことによって、どういうものなのかを伝えていったり、輝ける人が輝けるようになるといいなと。YouTuberの方がテレビに出るのも、テレビに出てる方がYouTubeを始めるのもいいと思います。

 

佐藤ノア

YouTubeとテレビが競合っぽくなってるけど、2つがうまく交わっていくといいなと思います。

 

SNSはどのように使い分ける?

 

佐藤ノア

例えばInstagramを伸ばしたかったら、他のSNSは辞めずに一定期間更新率を下げますね。「最近Instagramに力入れてるんだよね」ってTwitterなど他で匂わせます。

どれを見ても同じだと意味ないので、SNSによって使い分けるようにしています。Twitterでは言葉に共感して広めてもらうことを目的にしていて、Instagramは写真メイン、TikTokは動きを可愛くするようにしています。

 

矢澤 孝明

今後伸びていくSNSはなんだと思いますか?

 

佐藤ノア

Instagramは長いだろうなと思います。24時間で消えるインスタストーリーが出た時は、革命だと思いましたね。簡単に投稿できるし、人と繋がりやすいのがいいですよね。今後は大人の人も参加しやすいプラットフォームが伸びると思いますね。

 

(文章:伊藤美咲)